ボーイズラブ短歌まとめ その2

 

ボーイズラブ 君とふたり やるせない日々

解像度の悪い夢を見たい

 

はい。

 

2022年にアレしたボーイズラブ短歌のまとめです。雑だったり(本当に雑)あんまりボーイズラブっぽくないようなものが多いです。

 

まとめの前に

読むと影響を受けそうというか、無意識でパクってしまいそう(…)という怯えがあったり、また短歌について知ってしまうと、私って下手だね〜と思って嫌になっちゃうかもと思って、今まで歌集を読んできませんでした。けど、さすがにもうちょっとうまくなりたいし、うまい人の作品読みたいし、読むべ……。と思っていくつか読みました。結論、あたりまえですが読んでよかったです。

 

 

・たんぽるぽる 雪舟えま

語弊を恐れずに言えば、特別心に残った歌というのはないのですが、薄く積もった雪をサックリ踏むときのような軽妙さ、「この人は私より世界が美しく見えているのかもな」という自分とは違う世界の見え方、小説とも評論とも違う、これが歌集か…。という得がたい経験ができた。読みやすくよかった。

 

・えーえんとくちから 笹井宏之

名作ですが今更読みました。さすがにめちゃくちゃよかったな……。なんなんだこの世界に対する解像度の高さは? この世界のあらゆるすべて、雨粒のひとつひとつにまで「命」を見ている。それは神のようでもあり祈りのようでもあり、ぞっとするような泣けるような。めくってもめくっても美しく凄まじい短歌の数々。すっげ〜。

「透明感スゴ…」と思っていたら読んだ人みんな「透明感が…」と言っていて、『透明感』という感覚を共有できるのって不思議な感覚だなと思った。(アホ日本語)

 

・天才による凡人のための短歌教室

作者が依頼者に贈った短歌と、短歌の作り方と、短歌で食っていく人のためのノウハウなど。特に「いいから57577に収めろ!」という点は、身につまされました。ハイ…。。。

 

 

というわけで

というわけで影響うけてるんだかないんだか、あと以前懸念していた通り、『恥』の感情はうまれてしまったので、私は薄目で見ています。もう知らん!テキトーに行くぞっ!!

 

 

 

・SF的世界観をやりたかったボーイズラブ短歌

上滑りだしペラペラだけど、私のSFボーイズラブをやりたいという焦りのような感情が、短歌の主人公の焦燥とマッチしていていいかもしれませんね。

 

 

・短歌っぽさを意識したと思われるボーイズラブ短歌

「短歌っぽく」をかなり意識した記憶がありますが、別に全然できてなくね…?ではある。意識した結果ボーイズラブみ(ボーイズラブみ?)が希薄しているような気もするし…。性差に切りかかろうとしているようにも見えるが、私にはまだ不相応だろう。バウムクーヘンとトランプのやつが気に入っています。

 

 

ボーイズラブホクロ性癖短歌

ホクロが性癖なんですよね。ホクロを星に見立てるのと、矮小な「自分」を宇宙と対比させるのが好きです。(そのまんまやんけ)

私が思いつくようなことって、もしかして既に全部、頭のいい人たちが見つけていて名前をつけているのかな…。と思った

らしいです。

 

 

・夏?のボーイズラブ短歌

暗いんだよねえ!!!!!!!!!

宇宙にするの好きすぎるだろ。(ワンパターンだね…)

絶対に人外のやつの方がよくない?

読みたすぎるが…????????

 

 

ボーイズラブみが全然出せなくてボツにした短歌

私はボーイズラブだと思ってるけど、読む人はボーイズラブだとは思わないだろうなみたいな…(今までの全部もそうなんだけど!)

ボーイズラブみは出せなかったけど、気に入ってはいるので、ともだちに見てもらいました。

ボーイズラブの才能がある

 

 

・夏に考えてたけどダサすぎてボツにしたボーイズラブ短歌

ナスのやつは「メッチャ綺麗なナスの夢を見たから今日は吉日(?)!精霊馬でお前に会いに行くぜ!」というのをやりたかったんだけど、全然うまく落とし込めなくてダジャレに逃げたし(ダセ〜)、でももったいなくてこれもともだちに見てもらいました。今見返しても意味不明すぎるな…。

マジでボーイズラブの才能がある

「自分」の身体の延長線上にない人外(バケモンとか…)とのボーイズラブって思い付きもしなかったけど、めちゃくちゃ❝萌え❞だったので、勉強になりました。私が(無)意識している人外って死人だとか幽霊だとか、そういう「自分」の身体の延長線上にあるところまでしか思い付いていなくて、それってめちゃくちゃ視野がせめえ〜ということに気付けた。ボーイズラブ、奥が深い…。(ここでの「自分」とは「私」のことではなく短歌の主人公?のことです)

 

 

・秋のボーイズラブ短歌

なんとなく気に入っています。どんだけ片想いが好きなんだ……。

病んでる(つもりでもないんだけど)男の短歌作ったら絶対にメンタルガチアドバイスをくれるのでわろてしまう(どうもありがとう…)

自分でもよくできた方だと思うので、たくさん褒めてもらえて嬉しかったです。

消しゴムのやつは、暴力的な欲望の衝動と、想いを告げることもできない恋心との齟齬に苦しみ、いっそこの気持ちを消してしまいたいという意味で「消しゴム買わなきゃ」に至った(?)のですが、「急に落ち着く夜神月」の画像を提示されて、マジで爆笑してしまいました。いきなり落ち着くな!

 

 

・ワンパターン冬の押韻ボーイズラブ短歌

あ!!!!!!押韻に逃げている!!!!!!

最初の毛布のやつ、私のボーイズラブ観というより、私が好きなキャラクターに対して思うこと(一緒に現実から逃げて楽になっちゃおう、いつ私の元から逃げてもいいけど、私はずっとあなたの味方です みたいな…)が出ちゃったな…

「フ…」じゃない。

「リビドーの煮凝り」っていい言葉だな。

 

 

・夜のボーイズラブ短歌

マジでワンパターンだしマジで暗いんだよな。

いい言い方をすると、自分のボーイズラブの「サビ」が浮き彫りになってきた感覚がありますね。

やった〜

 

 

・冬の片想いボーイズラブ短歌

一年の集大成になったと思います。

よくできました。

上のLINEでも言ってるんですけど、今まではかなり勢いまかせで短歌を作っていたのですが、この冬の片想いボーイズラブ短歌は(個人比)かなりちゃんと推敲をして、整える意識をしました。あたりまえなんですけど、推敲はした方がイイネ……。

 

 

 

総括

繰り返しになりますが、自分のボーイズラブのサビが浮き彫りになったと思います。

 

・ホクロがやたらと性癖

・矮小な「自分」を「宇宙」と対照させるのが好き(ミクロコスモスとマクロコスモス?)

・片想いが好き

・片想い(恋)とは、清くなりたいという願い、手に入れたいという欲望・焦燥

・私は基本的に考え方が暗い

・「夕方」という時間帯になぜかボーイズラブみを感じている

 

こんな感じか? わかったようなわからないような…

ボーイズラブが大好きなので、もっとスムーズに自分のボーイズラブ観を出力できるようになりたいな〜。今後とも精進します。

 

おまけで、2022年の2月22日に作ったイマジナリーねこ短歌をのせます。

めちゃくちゃ気に入っていて、一瞬短歌を投稿するアプリ?に投稿してみたんですけど、向いてなさすぎて秒でアカウント消しました。

今後もマイペースに、ノンビリ壁打ちでやったりやらなかったりして行こうと思います。ねこは飼ってません。(え?)

めちゃくちゃいいけど、イマジナリーでこれ出てくるのちょっとキモイな〜

 

 

最後に、なんとなく引用してしまったので貼るまでもないけどoverdoseを貼っておくか…。

 

https://youtu.be/H08YWE4CIFQ

 

 

最後まで見てくださりありがとうございました。

ボーイズラブ大好き