ボーイズラブ短歌まとめ その3

 

好きすぎる。ボーイズラブが。

昨年度(になるのか?)はゲームにハマりすぎてあまり短歌と真剣に向き合えなかったな…と思います。月イチで提出するのもサボりまくったし…。

でももっと短歌も作りて〜!!!回路がいっこしかないので、もっと要領よく、複数のやりたいことをサクサクできる人間になりたいな。とりあえず今後もマイペースにボーイズラブしつつ短歌も作りつつ、精進します。

 

読んだ短歌の本

・水中で口笛 工藤玲音

あまりにも等身大でみずみずしい。美しい歌には「美しいな」と共感して、残酷な部分には「私だけじゃないんだ」と仄暗く安堵する。

引用しますが、

国道に横たわる蛇・鹿・狸・サヨをいじめたわたしのこころ

↑これがすごすぎる…………。

 

 

こんだけ!?全然本読んでねえ!!!!!!!!積んでる本もあるし、今年はもっと読みたいです。

というわけで(?)ボーイズラブ短歌行くぞッッッッッ

 

 

・春のボーイズラブ短歌

春だっつってんのに暗すぎるだろ。

でも個人的にはスキな感じが詰まっています。片想いというか諦念がヘキなので。。。

誰にも知られないでいる、けど確かにそこにある嵐(のような感情)にかなりロマンを感じていて、気が済むまでやっていていいですね。

褒めがうまいし、作ってる本人より頭よくて理解(わか)ってるの何?

まじ!?!!?

 

・不穏め春のボーイズラブ短歌

く……暗い!!!!!!!!!

この時(6月時点)スデに新しいゲームにハマっておりお陰様でめちゃくちゃ元気になっているのですが、本当に覚えてないんだけどハマる前はあんまり元気なかったっぽくて、なんか薄暗ェ〜短歌ばかりになっています。どれも暗いけど、個人的には気に入っています。

禁煙のやつは、好きだった男が結婚するだか子どもができただかで、俺もうタバコやめるわ〜と言っているのを、へェ〜…と思いながら伝えられない感情のかわりに嫌味と煙を吐いているという画(イメージ)でした。

警備員に怒られてるのワロタ(最高)

 

・初夏のボーイズラブ短歌

うお〜これもいいですね(急な自画自賛

このへんはほとんど露骨に映像を短歌にしたためたやつですね。自分にしかわかんね〜

どれも好きな相手が眩しすぎて、影というか額縁というか背景というかそういう見守る存在になってしまう男のボーイズラブだな〜と見返してて思いました。ヘキすぎるだろ

草らしく〜は、突然の通り雨に降られて雨宿りをしていて、一緒にいる時間が増えてラッキーと思ってしまっている自分を、雑草なのになと仄暗く思っているやつです。伝わんね〜 でもどれもお気に入り!

今まで内面内面内面!!!!!ばっかだったけど一歩引いてみてもこれなんか…? 私ってもしかして……暗い…………?????(そうだね)

たくさん褒めてもらえてハッピー🎶

余談だけどその後のやりとり

恐れ多すぎるだろ。(でもこじらせボーイズラブでなら太宰と張れるってことを心の支えにして今後もやっていきます!!!!!!!!)

 

・秋のボーイズラブ短歌

比較的元気じゃない!?!?

フードコートのやつと、伽藍のやつは、明確に終わった青春を示唆していてお気に入りです。

ド田舎のやつも好き!東京の大学に行くためにガリ勉してる男に、片想いをしている男です。いや伝わらんて

解像度が高すぎる…

マジでなんで作った本人よりわかっている?

 

・素直な(?)ボーイズラブ短歌

「親友だから見れたんだよな」ってめっちゃいいな…。

どれも結構気に入っています!けど最後急にアクセル踏んでるの何?

やったー

スーパー褒められ𝐓𝐢𝐦𝐞

素直なので(?)該当短歌を何かの雑誌に送りましたが、つんつるてんでした。

 

・短歌サボりまくり人間のリハビリボーイズラブ短歌

マジで秒でバレて本当に顔真っ赤になった。(上から4つまで、スター●イルの推しカプを意識していました…)

こう言ってもらえたので該当漫画を購入し、読み、ボロカスに号泣しました。マンガ大賞2024、大賞おめでとうございます、、、、、

最後の糸のやつ、かなり前に作ったもので、あまりにも暗すぎるという理由でボツにしていたのですが、提出する短歌の数が少ない気がして(…)引っ張り出してしまいました。お触り禁止みたいになってて爆笑しました。

 

 

総括

元気になったのは本当によかったけどゲームにハマりすぎていて全然短歌できてない!!!!!!繰り返しになりますがバランスよく行きたい〜

推しカプを意識したボーイズラブ短歌、ゲームの壁打ちアカウントに一瞬だけうぴーしましたが、信じられないくらい恥ずかしくて秒で消しました。「推しカプを意識したボーイズラブ短歌」としてより、「推しカプの短歌です!」と言う方が恥ずかしいという複雑なオタク・心…。

内面にフィーチャーするとかなり暗い作風であるという自覚はありましたが、一歩引いてみても結果暗いというのは発見でした。なんかもう本当に根本的に考え方が暗いんだと思います。

季節にボーイズラブをなぞらえる(?)のがブームだった気がします。やっぱ宇宙ってボーイズラブなんだよな。

去年、「推敲は大事!」と思ったのに、今回の短歌たち(特に後半=最近のやつ)はあんまり推敲してないですね…。雑なのってやっぱわかってしまう。改めて気を引き締めて推敲したいです。

あと、たくさん褒めてもらいましたが、やはりこれに関しては受け取り手(私の場合、見てくれてるともだち)の能力が高すぎるというのは絶対にあると思いました。私の31文字にそんなにPOWERはないと思うな……。精進します!!

 

 

最後に、全然短歌と関係ないけどウケたともだちとのやりとりを貼ります。

ボーイズラブのヘレンケラーとサリバン先生

 

ヘレンケラーのウォーターの話(ボーイズラブは❝景色❞という話をしています)

 

ボーイズラブ界のデカルト

 

 

これからもボーイズラブ大好き人間として精一杯やっていきたいです。

最後まで見ていただきありがとうございました。

ボーイズラブ大好き

ボーイズラブ短歌まとめ その2

 

ボーイズラブ 君とふたり やるせない日々

解像度の悪い夢を見たい

 

はい。

 

2022年にアレしたボーイズラブ短歌のまとめです。雑だったり(本当に雑)あんまりボーイズラブっぽくないようなものが多いです。

 

まとめの前に

読むと影響を受けそうというか、無意識でパクってしまいそう(…)という怯えがあったり、また短歌について知ってしまうと、私って下手だね〜と思って嫌になっちゃうかもと思って、今まで歌集を読んできませんでした。けど、さすがにもうちょっとうまくなりたいし、うまい人の作品読みたいし、読むべ……。と思っていくつか読みました。結論、あたりまえですが読んでよかったです。

 

 

・たんぽるぽる 雪舟えま

語弊を恐れずに言えば、特別心に残った歌というのはないのですが、薄く積もった雪をサックリ踏むときのような軽妙さ、「この人は私より世界が美しく見えているのかもな」という自分とは違う世界の見え方、小説とも評論とも違う、これが歌集か…。という得がたい経験ができた。読みやすくよかった。

 

・えーえんとくちから 笹井宏之

名作ですが今更読みました。さすがにめちゃくちゃよかったな……。なんなんだこの世界に対する解像度の高さは? この世界のあらゆるすべて、雨粒のひとつひとつにまで「命」を見ている。それは神のようでもあり祈りのようでもあり、ぞっとするような泣けるような。めくってもめくっても美しく凄まじい短歌の数々。すっげ〜。

「透明感スゴ…」と思っていたら読んだ人みんな「透明感が…」と言っていて、『透明感』という感覚を共有できるのって不思議な感覚だなと思った。(アホ日本語)

 

・天才による凡人のための短歌教室

作者が依頼者に贈った短歌と、短歌の作り方と、短歌で食っていく人のためのノウハウなど。特に「いいから57577に収めろ!」という点は、身につまされました。ハイ…。。。

 

 

というわけで

というわけで影響うけてるんだかないんだか、あと以前懸念していた通り、『恥』の感情はうまれてしまったので、私は薄目で見ています。もう知らん!テキトーに行くぞっ!!

 

 

 

・SF的世界観をやりたかったボーイズラブ短歌

上滑りだしペラペラだけど、私のSFボーイズラブをやりたいという焦りのような感情が、短歌の主人公の焦燥とマッチしていていいかもしれませんね。

 

 

・短歌っぽさを意識したと思われるボーイズラブ短歌

「短歌っぽく」をかなり意識した記憶がありますが、別に全然できてなくね…?ではある。意識した結果ボーイズラブみ(ボーイズラブみ?)が希薄しているような気もするし…。性差に切りかかろうとしているようにも見えるが、私にはまだ不相応だろう。バウムクーヘンとトランプのやつが気に入っています。

 

 

ボーイズラブホクロ性癖短歌

ホクロが性癖なんですよね。ホクロを星に見立てるのと、矮小な「自分」を宇宙と対比させるのが好きです。(そのまんまやんけ)

私が思いつくようなことって、もしかして既に全部、頭のいい人たちが見つけていて名前をつけているのかな…。と思った

らしいです。

 

 

・夏?のボーイズラブ短歌

暗いんだよねえ!!!!!!!!!

宇宙にするの好きすぎるだろ。(ワンパターンだね…)

絶対に人外のやつの方がよくない?

読みたすぎるが…????????

 

 

ボーイズラブみが全然出せなくてボツにした短歌

私はボーイズラブだと思ってるけど、読む人はボーイズラブだとは思わないだろうなみたいな…(今までの全部もそうなんだけど!)

ボーイズラブみは出せなかったけど、気に入ってはいるので、ともだちに見てもらいました。

ボーイズラブの才能がある

 

 

・夏に考えてたけどダサすぎてボツにしたボーイズラブ短歌

ナスのやつは「メッチャ綺麗なナスの夢を見たから今日は吉日(?)!精霊馬でお前に会いに行くぜ!」というのをやりたかったんだけど、全然うまく落とし込めなくてダジャレに逃げたし(ダセ〜)、でももったいなくてこれもともだちに見てもらいました。今見返しても意味不明すぎるな…。

マジでボーイズラブの才能がある

「自分」の身体の延長線上にない人外(バケモンとか…)とのボーイズラブって思い付きもしなかったけど、めちゃくちゃ❝萌え❞だったので、勉強になりました。私が(無)意識している人外って死人だとか幽霊だとか、そういう「自分」の身体の延長線上にあるところまでしか思い付いていなくて、それってめちゃくちゃ視野がせめえ〜ということに気付けた。ボーイズラブ、奥が深い…。(ここでの「自分」とは「私」のことではなく短歌の主人公?のことです)

 

 

・秋のボーイズラブ短歌

なんとなく気に入っています。どんだけ片想いが好きなんだ……。

病んでる(つもりでもないんだけど)男の短歌作ったら絶対にメンタルガチアドバイスをくれるのでわろてしまう(どうもありがとう…)

自分でもよくできた方だと思うので、たくさん褒めてもらえて嬉しかったです。

消しゴムのやつは、暴力的な欲望の衝動と、想いを告げることもできない恋心との齟齬に苦しみ、いっそこの気持ちを消してしまいたいという意味で「消しゴム買わなきゃ」に至った(?)のですが、「急に落ち着く夜神月」の画像を提示されて、マジで爆笑してしまいました。いきなり落ち着くな!

 

 

・ワンパターン冬の押韻ボーイズラブ短歌

あ!!!!!!押韻に逃げている!!!!!!

最初の毛布のやつ、私のボーイズラブ観というより、私が好きなキャラクターに対して思うこと(一緒に現実から逃げて楽になっちゃおう、いつ私の元から逃げてもいいけど、私はずっとあなたの味方です みたいな…)が出ちゃったな…

「フ…」じゃない。

「リビドーの煮凝り」っていい言葉だな。

 

 

・夜のボーイズラブ短歌

マジでワンパターンだしマジで暗いんだよな。

いい言い方をすると、自分のボーイズラブの「サビ」が浮き彫りになってきた感覚がありますね。

やった〜

 

 

・冬の片想いボーイズラブ短歌

一年の集大成になったと思います。

よくできました。

上のLINEでも言ってるんですけど、今まではかなり勢いまかせで短歌を作っていたのですが、この冬の片想いボーイズラブ短歌は(個人比)かなりちゃんと推敲をして、整える意識をしました。あたりまえなんですけど、推敲はした方がイイネ……。

 

 

 

総括

繰り返しになりますが、自分のボーイズラブのサビが浮き彫りになったと思います。

 

・ホクロがやたらと性癖

・矮小な「自分」を「宇宙」と対照させるのが好き(ミクロコスモスとマクロコスモス?)

・片想いが好き

・片想い(恋)とは、清くなりたいという願い、手に入れたいという欲望・焦燥

・私は基本的に考え方が暗い

・「夕方」という時間帯になぜかボーイズラブみを感じている

 

こんな感じか? わかったようなわからないような…

ボーイズラブが大好きなので、もっとスムーズに自分のボーイズラブ観を出力できるようになりたいな〜。今後とも精進します。

 

おまけで、2022年の2月22日に作ったイマジナリーねこ短歌をのせます。

めちゃくちゃ気に入っていて、一瞬短歌を投稿するアプリ?に投稿してみたんですけど、向いてなさすぎて秒でアカウント消しました。

今後もマイペースに、ノンビリ壁打ちでやったりやらなかったりして行こうと思います。ねこは飼ってません。(え?)

めちゃくちゃいいけど、イマジナリーでこれ出てくるのちょっとキモイな〜

 

 

最後に、なんとなく引用してしまったので貼るまでもないけどoverdoseを貼っておくか…。

 

https://youtu.be/H08YWE4CIFQ

 

 

最後まで見てくださりありがとうございました。

ボーイズラブ大好き

 

 

ボーイズラブ短歌まとめ(※百合もある)

 

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フォロワ〜にすすめられてなんとなく思いついたときにたま〜に短歌をアレするようになって、気付いたら一年が経っていたので、なんとなくまとめてみようかなと思ったのでなんとなくまとめています。

私は短歌に対してまったくの素人だし、歌集などもまったく読んだことがない、人様の作品にもほとんど触れていない、そもそも学がないという無知のフルコンボのような人間なので、専門的に学んでいる方や短歌というジャンルに思い入れがある方などは、私のスタンスや作品のクオリティに気分を害されたり、疑問を感じることがあるかと思います。大したことは書いていませんが、不安がある人は読まないでね。

 

LINEを見返したら、2021年の1月に短歌をすすめられていました。なつかし〜。

 

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啄木はHIPHOP

 

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おだて上手なフォロワーの言葉にまんまと踊っているチョロ人間

 

口語でもいいんだ、57577じゃなくてもいいんだ、というのは、私が「短歌」というものに感じていたハードルが大きく下がる要因となりました(これらはこの友人と私の個人的な考えです)。

もちろん、制約があるなかで自分の中の情景をどう詠むか、それは短歌にとって大きな醍醐味であると思われるしそういうところは神漫画「ほしとんで」(KADOKAWA刊、全5巻)から学んでいるのですが!(ほしとんでは俳句だけど…)それでも私のような者が短歌やってみよ〜となったのはマジで……この2つの要因が……全てです……。

極論、作った人が「これは短歌や!」と主張すれば、それは短歌なのだと思います。少なくとも私はそういうスタンスでやっていて、悪く言えば何でもありなんですけど、そういう自由さがある世界だと思っています。

 

・すすめられた翌日に作ったボーイズラブ短歌f:id:salmoncheesedaisuki:20220316020355j:plain

 

ダサさは……しょうじき今見返したらすごいあるが、それでもこの味噌汁のにおいすらしそうな土着した生活感(?)は、かなり自分のボーイズラブ観だ…………。と驚いたことを覚えています。

「石油王はパンチ効いたツイートが多い(※多くない)からきっと短歌も向いてると思う!」と言ってもらったのがざっくりとしたきっかけだったので、短歌もパンチの効いたものを期待されていたかもしれませんが、いざ自分の中から出てきたものがこんな……パンチのカケラもない、ゴリゴリの生活感だなんて……。と自分でビックリしたし、少しショックでもありました。でもなんか納得もした、石油王さんのボーイズラブ観ってこうだよねみたいな……。ていうか私この頃から「好き」という言葉を使わないで「好き」を表現することに命かけてたんだな……。

個人的に一番気に入っているのはイオンのやつで、「セックスしなくてもいい、手も繋がなくていい、女と行くようなデートスポットに行かなくてもいいからお前と一緒にいたい」という一人の男の中にある凝縮された祈りみたいな感情を表現したかったんだと思います。イオンっていう言葉のチョイスがいいよな(自賛していく〜)

あと昔から時事ネタが好きなので、これも安易に時事ネタに走っています。

 

 

・夜のボーイズラブ短歌

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コインランドリーのやつ気に入っています。以前から夜中に車でコインランドリーの前を通りかかるたびになんとなくボーイズラブみを感じていたのですが、フツーに意味がわからねえし言語化もできずモヤモヤしていて、それらが短歌というかたちでなんとなく(あくまで自分の範囲で)昇華できた気がしています。

同性愛は隠すものである!という意識は私にはありませんが、この世のどこかに確かにある、逃れるようにひっそりと生きるボーイズラブのことが、私は大好きなんだな〜…と思いました。コインランドリーという空間を惑星?星座?に見立てているのもいいな。

アクセル〜は、深夜に信号待ち→発進のまさにその瞬間にアクセルを踏み込みながら思いついたやつです(まんまじゃねーか)抱かれる側だけど、受動的ではなく、自分の意志で能動的に抱かれているのだという強い男がいて、これも気に入っています。

 

 

・百合短歌

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↑の夜のボーイズラブ短歌で「・や、を使ってるのイイネ!」と褒められたので、まんまと調子に乗っている素直な人間です。 生活感がすごいな…。正直どれも好きですが、ブラのやつが特に好きです。朝ドタバタしてたんだろな……みたいなところまで「見える」のがいいですね。

余談ですが、私は「俺と一緒に生きてくれ」がボーイズラブで、「私と一緒に地獄に落ちてくれる?」が百合だと思っています。(もちろん全てがそうというわけではないです)

 

 

・この間に、恥ずかしくて秒で消したミュウヨンマルヨン短歌がありますが、マジで恥ずかしいので一生晒しません。

 

 

・冬のボーイズラブ短歌

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これ一番気に入っています! 自分の中にあるボーイズラブ観をいちばんスムーズに出力できた気がするな〜。

短歌をすすめてくれたフォロワーがいつも講評をしてくれるのですが、「愛の熱力学の第二法則じゃん」と言われ、無知なので「熱力学の…第二法則…!?」となってググったんですけど、私がボーイズラブだと思っていることってもしかして全て物理学で説明できるのか……!?と衝撃でした。物理ってボーイズラブだし、つまり世界ってボーイズラブなんですよね。(?)

現在進行形でめちゃくちゃ幸せなのに、冬に指先が冷えてどうしようもなくなるように、どこか泣きたくなるような気持ちがあるボーイズラブを想像して作りました。

個人的にはやかんのやつが気に入ってます。「やかん」にしたのは完全になんとなくなんですが、これもフォロワーに「電気抵抗の熱じゃなくて燃焼の熱なのが、情熱を感じさせていい」と言ってもらえて、なぜ作った本人より「すべて」がわかっているんだ、、、?とびびったし、嬉しかったです。

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作った本人より見てくれる人の方が頭がよくて「全て」をわかっているの何?

 

 

・冬〜春にかけてのボーイズラブ短歌

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↑の冬のボーイズラブ短歌がよすぎて越えられねえ…と思っていましたが、これはこれでめちゃくちゃ私のボーイズラブ観じゃん…。となって面白かったです。ぼんやりと「卒業」をテーマにしていました。

初見じゃわからなかったと言われたので解説するのですが、「かりほの〜」は百人一首からの引用で、もっというと中村明日美子「同級生」からの引用です。

 

天智天皇
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露に濡れつつ

 

私が同級生を読んだのは大昔で、当時はこの歌が引用されている意味がわからずフーン…?で読んでいたのですが、大人になってから「これってもしかしてただ袖がビショビショになっているんじゃなくて、相手への想いが溢れて止まらない……ってコト⁉️」と気付き(個人的な解釈です)、その驚きをそのまま……流用しています…………。同級生の本歌取り……(同級生の本歌取り?)

制服のやつは、卒業式後帰宅即セックスのパターンと、片想いのまま家に帰って1人で制服を脱ぐパターンという2通りを想定していました。 ロイホがないのも絶妙に田舎でいいね〜。春なのに湿度があるものばかり出来て面白かったです。

 

 

〈まとめ〉

こうやって見返すと思ってたより全然作ってないな!だからこそ地味に続いているのかもしれません。

でも続いたいちばんの理由は、どう考えても見てくれるフォロワーがめちゃくちゃ褒め上手なところですね……。私は本当に褒められて伸びるタイプです……。

あと、私は基本的に恥ずかしがりやで、短歌も正気であれば絶対に恥ずかしくなるのですが、そもそも短歌の教養がまったくないことが前提なので、今のところ恥ずかしがらずにインターネットに発表できています。短歌のことをもっと知ってしまったら、絶対に恥ずかしくなって作らなくなるし死にたくなっちゃうな…。無敵だから続けられています。

 

なんとなく短歌を作っていて感じたことは、「字余りが好き」「頭ひねって考えたものより秒で出来たものの方が褒められがち」「想定していなかった解釈が知れて面白い」などです。

 

冬のボーイズラブのイルミネーションのやつは、それまでの短歌の中でも特に何も考えずするりと出来たものだったので、件のフォロワーにめちゃくちゃ褒められてビックリしました。

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本当にまさにそういう映像を思い浮かべていたので、バッチリ伝わっていて嬉しかったです。

 

別の解釈を提示してくれたやつ

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人類滅びてるパターンのやつよすぎない???

 

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よい解釈

 

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短歌はキュビスム

 

 

私は自分の短歌に対して、正直短歌らしさみたいなものは全然感じられておらず、ただの31文字の抽象的な文字列やんけ…と思っているのですが、それなのにさらに57577という定型すら破っちゃったらより短歌から遠ざかるのでは……!?と自覚があるにはあるのですが、それでもちょっと字余りするくらいがなんとなく気持ちいいですね。

57588くらいが好きな字余りです。(好きな字余りとは?)

 

あと、上のスクショでも少し触れていますが、私は脳内にある映像を短い文章に変換しているので、繰り返しになりますが短歌というよりただの説明不足でわかりにくいボーイズラブになりがちだ…と思っているのですが、「ボーイズラブ短歌」で検索してみると短い文字数でも技巧を凝らしてバッチリボーイズラブしてるものがたくさんあって、スッゲ〜…と思います。

うまく言えないんですけど、私は「俺」と「お前」という言葉を使わないとボーイズラブを表現できなくて、限りなくミクロな世界観でしかないというか、受け取り手の感性に寄り添うみたいな、マクロで、個人を特定しない(?)、想像力がひろがるようなボーイズラブ短歌は……作れねえ……。というところが特性であり、至らない部分だと思っています。

もっといろんなボーイズラブ短歌を作れたらいいのにな〜…と思うし(ボーイズラブのことが大好きなので…)、「学」ってボーイズラブに直結するんだ……と実感したので、100年前から500000000回言ってるけど、頭よくなりて〜…と改めて思ったりもしました。熱力学みたいに、この世には、私がバカだから気付けていないボーイズラブがたくさんあるんだ…。と思ったら焦りで気が狂いそうになります。まあだからといって特に何をするわけでもないんですけど……。何?

 

 

長々と書きましたが、特に今後も短歌がんばるぞ!という気持ちがあるわけではないし、作るかもしれないし作らないかもしれないという気持ちです。

私にとってボーイズラブ短歌を作るのは、夜寝る前に電気消したのにネットサーフィンしちゃうみたいな、そういう息抜き(?)に近い感覚があるので、上達したい気持ちはあるけど、まだしばらくは肩肘張らずにやりたいときにやれたらいいな〜。

なんにせよ、こんなスタンスでも怒らず、めちゃくちゃ褒めてくれて、のびのびやらせてくれた友人には本当に感謝です。

 

とりあえず個人的なボーイズラブ短歌まとめでした。

ボーイズラブ大好き

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

2020年良かったボーイズラブ

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ツイッターに書くのはなんだか恥ずかしいのでこちらに書きます。

 

基本的に外に向けた自分の文章が大の苦手なので、これもそのうち消えるかもしれません、よろしくお願いします!(?)

 

今年発売したボーイズラブ漫画から個人的によかったな…というものを3つ選出します。順不同。

 

 

 

 

行くぞ!

 

 

 

 

 

 

外せね〜〜。

 

フラワーコミックスです。読んでみるとなぜBLレーベルではなくフラワーコミックスなのかがよくわかると思います。

 

ざっくり言うと「ジャンル:ボーイズラブ」といった話ではなく、シンプルに「人」が「人」を好きになるという青春と人生の話でした。 作品としては素敵なボーイズラブですが、文法や言語が少女漫画といった感じ。

 

いわゆる一般的な(便宜上の表現です)ボーイズラブだと、 ノンケ×ゲイという組み合わせは、ノンケの男の子がゲイの男の子のことを好きになって大団円ハッピーエンド! お幸せに!(からのセックス!)で終わりますが、この漫画はそこで終わらないんですよね。両想いになったあとに、ちゃんと続きがある。「青春」と「人生」の漫画だから……。

私にはそれがメチャクチャ衝撃で、あまりに感動して、頭ギンギンに冴えちゃって朝の6時くらいまで眠れなくてどうにか3時間くらい寝て仕事に行きました。絶対にこんな大人にならないでほしい…

 

また、これも一般的なボーイズラブと違うところですが、2人の関係がセフレから始まるというのもあって、2人にとってセックスが「感情の集大成」という使われ方をしていません。

たいていのボーイズラブは、両想いになったあと、1つのアンサーというか到達点としてセックスをして終わることが多いのですが(商業的な事情もあるのかな?)、この漫画の2人はその時に「したいからセックスをして」います。

なんなら1巻の冒頭からセックスをしている。いいねえ! TPOを守りつつどんどんやってくれ。

 

アブノーマルな描写や極端な汁っぽさはありませんが、上記の通りわりと頻繁にセックスをしているため、セックス描写が苦手な方や、学校でのセックスというシチュエーションが苦手な方は少し注意した方がいいかもしれません。

個人的には学校や職場といった「公的な場所でのセックス」というシチュエーションはあまり得意ではないのですが、まったく気にならなかったし、苦手だとしてもすまんけど我慢して読んでくれや……という気持ちです。

ただし、2巻にイジメの描写が少しあるので、そこらへんマジで無理という方はマジで無理をしないでください。

 

メインの登場人物に悪いヤツがおらず、精神衛生上もとてもクリーンな気持ちで読むことができました。

なによりも澤根くん(攻め)も新見くん(受け)も、2人とも誠実で優しくて頭がよくて、魅力的で(キャラクターの魅力のかきかたがうまい…)いいやつなんだよな〜…。お互いがお互いのことを好きになるのが理解(わか)ってしまう…。君と好きな人が100年続きますように…。お幸せに……。学校でのセックスはあんまりよろしくないけど舞台が学校であることに意味があった…………。

 

私が「当て馬」という存在が苦手なためあえて書くのですが、2人の恋路に少しばかり介入するキャラクターが登場しますが、決して当て馬ではありません。

 

 

 

 

めっちゃ喋るやん……次!

 

 

 

 

 

[asin:B08CMKVPXT:detail]

 

なぜか普段ボーイズラブを読まないSF好きの友人にオススメしてもらいました。(なぜ?)

 

メッ………………………チャクチャよかった〜…………。

 

何がいいってとにかく読後感が秀逸なんですよね。

燃えて傷付いて失った先にてのひらに残るたった一つのかけがえのないもの……。

大切なものは一つでいいという極限まで削ぎ落とされたボーイズラブ。何を言っているんだ?

 

3つのお話が収録された短編集で、どのお話もきれいに終わっているのに、その先に思いを馳せずにはいられない余白がある。

モノクロの漫画なのに、本当に色鮮やかで、その時の感触や温度や湿度までもが手に取るようにわかってしまう。漫画うっっま……。

 

とにかく洗練されていて空気が美しい。雑音がない。どの話も登場人物が実質2人なので当然当て馬のような存在もいない…。何を言っても野暮になる気がするので何も言えないな…………

 

 

各話のざっくりとしたあらすじを…

 

 

「ふたりぼっちのエバーアフター」異形を愛する人間と人間を愛する異形の愛の話。ファンタジー

 

「蛙の王子様」自分の顔にコンプレックスを持つ絶世の美少年と生物オタクDKの蛙化現象と恋の話。現代高校生。

 

「果ての荒野でバカンスを」人間と人間とAI。愛……。距離も種族をも超えた彼らの感情に「愛」以外の言葉なくない?? 近未来SF。

 

 

個人的な話ですが私はこの漫画がよすぎて体調不良になりました。

そんで読み終わった後に気づいたんですけどお前ビビビビーボーイコミックスなの!?!?(ビーボーイコミックスに対するデカすぎる偏見)

うまく言えませんが大の字になりました。こういうボーイズラブが評価される時代になって本当に嬉しいよ……

 

余談になりますがこの作者さんの前の作品もよんだんですけど、そちらもメチャクチャによかったです…………。獣人とオメガバースがいける方はそちらも是非。。。

 

 

 

 

次!

 

 

 

 

 

前作「マイリトルドギー」のスピンオフだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 好きすぎて声がデカくなってしまう。

前作とは別のカップリングなので、こちらだけでも読めます。作中で世界観の説明もちゃんとされていますのでご安心ください。 でも前作も読んでほしいな〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ご覧のとおりもうメチャクチャに絵がうまくて犬がカワイイ。

本当に絵がうまくて犬成分たっぷりでメチャクチャにカワイイ。それだけで100億点なのになんと内容も最高って……おい!!!!!最高!!!!!!!!!!!!!!!

 

エーッ!?となった点を書きます。

 

・「ここ他のボーイズラブだったらチューしてたぞ」というところでチューをしない

 

おそらく作者の方の強固な誠実さだと思うんですけど、ボーイズラブというジャンルに限らずどの恋愛漫画にもわりとある「不意打ちチュー」を、ここもしかして「する」か……!? という場面で「しない」んですよね。

不意打ちチューが地雷なのですがこれには石油王もビックリ&ニッコリ……。いやあまりに「誠実」すぎんか!?

では作中でチューをしないのか? という疑問があるかもしれませんがネタバレになりますが作中でチューはします。刮目せよ!

 

・「ここ他のボーイズラブだったらセックスしてたぞ」というところでセックスしない

 

よくあるボーイズラブだったらまあ「やっちゃってる」ね……ってところでセックスしないんですよね。もしかしたらこれを「良」と捉えない人もいるかもしれませんが私は良ッッ……になりました。キャラクターの人権に誠実すぎる……。

ちなみに作中で性描写は一切ありません。

 

上記のとおり(スッカラカンですが…)とにかく登場人物たちの感情描写や行動のひとつひとつが丁~寧丁寧丁寧~…に描かれているんですよね……。

 

話のなかで人間に傷付けられた動物がたくさん出てきて、そこだけ見るとやっぱり人間はクソ……あまりに愚か……絶滅しろ……。となりそうなのですが、メイン人物の小林くんがとにかく仕事のできる誠実でいいやつで、人間はクソ……にならないような絶妙なバランスができているのもイイ。仕事面も恋愛面も丁~寧に歩み寄るデキる男です。

 

人にボーイズラブを勧める時はもっとどういう内容だとかどういうシチュエーションだとかの「萌え」の話をするべきでは……? という気もするが私の語彙では「登場人(動)物全員カワイイ」「誠実」「犬メチャクチャカワイイ……」としか言えねえ……。ポメラニアンメチャクチャかわいいな……。

 

恋愛感情が育まれていくのと同時に登場人物たちがメキメキ成長していくので、成長物語としても楽しめると思います。犬、さわりて~……。

 

 

 

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以上が私が2020年に読んで良かったな~……と思ったボーイズラブでした。

 

刊行予定を見ると12月にも気になるボーイズラブがいくつか出るような感じでしたが、この3作品はまず動かないかな~と思いましたので僭越ながらご紹介させていただきました。(?)

語彙がカスすぎてすみませんが少しでも面白そうだな~と思っていただけたら嬉しいです!

どの漫画も面白さは「マジ」なので機会があればぜひ…。

あとオススメのボーイズラブがあったらマジでいつでも教えて下さい。

 

ボーイズラブ大好き!!!!!

最後までお読みいただきありがとうございました。